In Deep メルマガサンプル号
In Deep メルマガ 第91号 2020年05月15日発行から・・・
《子どもたちをハイターによる肺疾患から守る良い方法はないものかと悩み…。それでも今は「宇宙は意識を持つ」と考えようと》
みなさま、こんちには。
旅する岡こと・・・タビオカ・・・ああ、そういえば、近所のタピオカのお店も、
1ヶ月以上休んで最近やっと再開しました。
それにしても、相変わらずスーパーなどに行くと、
皆さん、シュッシュッと手を消毒なさっているのですけれど、
今朝、ニュースを見ていましたら、
以下のようなものがありました。
(5月15日の沖縄タイムスより)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《次亜塩素酸水で新型コロナ不活化「30秒以下で」》
還元水生成器の製造・販売などを手掛けるエナジックインターナショナルは
13日までに、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターと協力し、
消毒殺菌効果がある「次亜塩素酸水」に、
新型コロナウイルスの感染性を失わせる不活化効果があることを実証した。(略)
実験を主導したエナジック教育福祉財団理事で
北海道大の玉城英彦名誉教授は、
「次亜塩素酸水は新型コロナをほぼ瞬時に不活化している」と指摘。
「安全で手に入りやすく、アルコールに比べ皮膚への刺激も少ない。
新型コロナの感染予防で、手指用の消毒液として推奨できる」と話した。
https://bit.ly/3cxlO08
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
この報道を読みながら、
「アルコールの次は、次亜塩素酸がスーパーに置かれるのかよ」
と、つくづく悲観的な気分になりました。
次亜塩素酸というのは、要するに「ハイター」とか、
そのたぐいの塩素系漂白剤の成分ですけれど、
「それは人体に使っちゃダメだ」と。
以下の記事に書きましたような、
「第四級アンモニウム塩」も同様ですけれど、
これらは結局、「全部同じたぐいのもの」なんです。
◎「タバコではない」:慢性閉塞性
肺疾患(COPD)の最大の発症要因
は「漂白剤と消毒剤」であることが
判明。第四級アンモニウム塩を含む
除菌製品が私たちの社会を破壊する
https://bit.ly/2yWAKpO
コロナウイルスを不活性化するとか何とかという以前に、
これらは、「人の身体の機能も不活性化してしまう」のですよ。
例えば、以下は、2019年2月に、
富山大学名誉教授の大谷 修氏が書かれた、
「危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒」
という論文からの抜粋です。
(「危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒」より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
要旨:消毒や漂白のために用いられる塩素系製剤は、
しばしば健康被害をもたらす。
塩素系製剤である次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)は、
水溶液中で加水分解して次亜塩素酸を生じる。
この次亜塩素酸が殺菌効果を発揮する。
次亜塩素酸は排水管などの金属を腐食させる。
次亜塩素酸ナトリウムはトイレ掃除に使う塩酸や酸性洗剤と反応して
有毒な塩素ガスを生じる。
塩素ガスを吸引すると、肺水腫などの重篤な呼吸器障害を生じる。
塩素処理したスイミングプールにおいても喘息等を発症するリスクが高まり、
アレルギー疾患を増悪する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
つまり、この「次亜塩素酸」というものを含む成分は、
人体に対して、
・肺疾患などの呼吸器障害を引き起こす可能性
・アレルギー疾患を増悪させる可能性
があるのですね。
実際、例えば、最近の中国での出来事の報道として、
以下のようなものがありました。
これは、中国河南省の病院に入院した女性2人が、
CTスキャンにより、「肺の異常(肺にすりガラス状の白い影)」が見つかり、
しかし、新型コロナウイルス肺炎ではなかったのです。
調べてみますと、以下のようなことがわかったのでした。
(4月21日のFNNの報道より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《「肺に白い影」医師も驚愕…原因はまさかの“過剰コロナ対策”》
医師がさらに詳しく事情を聞いたところ、
実は患者は新型コロナウイルスを恐れ、
毎日「84消毒液」という消毒剤を使って家じゅうを消毒していたことが判明した。
「84消毒液」とは次亜塩素酸ナトリウムを主要成分とする、
中国ではスーパーなどで売られている一般的な商品だ。
日本でも、ウイルス対策として、
厚生労働省や自治体などのHPに、
ハイターやブリーチなど塩素系漂白剤を水で希釈して
次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る方法が紹介されている。
中国当局は「84消毒液」について
「説明書では100倍に希釈するよう求めている。
つまり、消毒液1に対し、水99の割合だ。
原液のまま直接使ってはならない」と注意を呼びかけている。
医師が患者に希釈の割合を聞いたところ、
よく知らず、少し水を入れて高濃度のまま使用を続けていたことがわかった。
https://ux.nu/UuKsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
要するに、この女性たちは、
次亜塩素酸ナトリウム(ハイターとかブリーチと同様)を使った
消毒剤によって、
「常に家じゅうを消毒していた」
という生活の中で、
「肺炎を起こしてしまった」のでした。
この報道だけですと、「肺炎」と書いてありますので、
何となく「一過性の症状」と思われるかもしれないですが、
この事例でどうだったかはわからないですが、
消毒剤のもたらす肺疾患は、たとえば、
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)が不可逆性の病気」
つまり、元に戻ることはない病気であるように、
この肺炎も、
「完全に元に戻ることはない損傷となっている可能性」があります。
この FNN の記事では、
まるで、この女性たちが「薄めて使わなかったのが悪い」
というニュアンスで描かれていますが、しかしです。
中国の武漢で新型コロナウイルスの流行の感染拡大が始まったのは、
2月であり、そして、
「新型コロナウイルスに次亜塩素酸ナトリウムが効果がある」
というようなことが言われたのは、さらにその後です。
ということは、この中国人の女性たちが、「過度な消毒を始めて」から、
まだ1ヶ月とか長くて2ヶ月とか、
その程度しか経っていない可能性があるのです。
薄めているとか薄めていないとかの問題を超えて、
単に、おそらく布やぞうきんなどで、
家中を消毒剤で消毒していただけで、
「たった1ヶ月程度で肺に不可逆性の障害を負ってしまった」
ということになるわけです。
そしてですよ。
このような中国人女性たちのような行動を取っている方々が、中国に限らず、
「世界中にどれだけいるか」
ということなんです。
ドラッグストアなどでも、
ハイターのようなものも含めて、殺菌、消毒ものはものすごく売れていて、
殺菌ハンドソープなどは売り切れ状態となっていると伝えられています。
先ほどの中国人女性たちのように、
「過度な殺菌を行い続けている日本人がものすごくいる可能性がある」
のです。
くどいようですが、
この肺疾患の多くは、「元に戻らない障害」である可能性もあるのですよ。
特に、私が、スーパーなどで見ていて、痛々しいと思うのは、
家族などでスーパーに来ている親が、
「さあ、ユキちゃん、手、シュッシュッして」
と、小さな子どもに手を消毒させている風景です。
「それをやっちゃイカーン」
と思うのですが、まさか見知らぬ私が、
「そのシュッシュッはやめなさーい」
と叫ぶわけにもいかないわけです。
しかし、そういう叫びたい気持ちにもなるのです。
特に小さな子どものほうが、
影響を受けやすそうな気がしていまして、
「この子たちは、買い物に来るたびに消毒やらされているのかなあ」
と、本当にヒヤヒヤします。
たまーになら、仕方ないのかもしれないですが、
おそらく多くの人が「消毒すること」が日常になっていて、
ご家庭によっては、
「家でも毎日外から帰るたびに消毒している可能性」
が高いのです。
たとえば、小さな子どもたちに対して、
「一回だけでも抗菌は影響を及ぼす」
ことについては、医学的調査で示されています。
以下のページに、医師の森田麻里子さんという方が、
国立成育医療研究センターの研究についてふれている部分があります。
◎幼児期までに「多様な細菌」と触れ合うべき理由
https://ux.nu/PEAx4
というページからの抜粋です。
(森田 麻里子 医師の記述より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《抗菌薬がアレルギー性疾患の原因になる可能性》
2歳までの抗菌薬の使用により腸内細菌が乱れ、
アレルギー性疾患が増える可能性が指摘されています。
国立成育医療研究センターの山本貴和子医師らがまとめた
日本の研究をご紹介しましょう。
2004年から2006年の間に産まれた赤ちゃん902人を対象に、
両親へのアンケート結果から、
抗菌薬の使用歴とアレルギー性疾患の発症に関連があるかどうかを調べました。
すると、2歳までに1回でも抗菌薬を使用したことがある子は、
そうでない子に比べて、
5歳の時点で気管支喘息になっているオッズ比が1.72、
アトピー性皮膚炎で1.40、アレルギー性鼻炎で1.65と、
いずれも高かったのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
《子どもたちをハイターによる肺疾患から守る良い方法はないものかと悩み…。それでも今は「宇宙は意識を持つ」と考えようと》
みなさま、こんちには。
旅する岡こと・・・タビオカ・・・ああ、そういえば、近所のタピオカのお店も、
1ヶ月以上休んで最近やっと再開しました。
それにしても、相変わらずスーパーなどに行くと、
皆さん、シュッシュッと手を消毒なさっているのですけれど、
今朝、ニュースを見ていましたら、
以下のようなものがありました。
(5月15日の沖縄タイムスより)
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《次亜塩素酸水で新型コロナ不活化「30秒以下で」》
還元水生成器の製造・販売などを手掛けるエナジックインターナショナルは
13日までに、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターと協力し、
消毒殺菌効果がある「次亜塩素酸水」に、
新型コロナウイルスの感染性を失わせる不活化効果があることを実証した。(略)
実験を主導したエナジック教育福祉財団理事で
北海道大の玉城英彦名誉教授は、
「次亜塩素酸水は新型コロナをほぼ瞬時に不活化している」と指摘。
「安全で手に入りやすく、アルコールに比べ皮膚への刺激も少ない。
新型コロナの感染予防で、手指用の消毒液として推奨できる」と話した。
https://bit.ly/3cxlO08
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
この報道を読みながら、
「アルコールの次は、次亜塩素酸がスーパーに置かれるのかよ」
と、つくづく悲観的な気分になりました。
次亜塩素酸というのは、要するに「ハイター」とか、
そのたぐいの塩素系漂白剤の成分ですけれど、
「それは人体に使っちゃダメだ」と。
以下の記事に書きましたような、
「第四級アンモニウム塩」も同様ですけれど、
これらは結局、「全部同じたぐいのもの」なんです。
◎「タバコではない」:慢性閉塞性
肺疾患(COPD)の最大の発症要因
は「漂白剤と消毒剤」であることが
判明。第四級アンモニウム塩を含む
除菌製品が私たちの社会を破壊する
https://bit.ly/2yWAKpO
コロナウイルスを不活性化するとか何とかという以前に、
これらは、「人の身体の機能も不活性化してしまう」のですよ。
例えば、以下は、2019年2月に、
富山大学名誉教授の大谷 修氏が書かれた、
「危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒」
という論文からの抜粋です。
(「危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒」より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
要旨:消毒や漂白のために用いられる塩素系製剤は、
しばしば健康被害をもたらす。
塩素系製剤である次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)は、
水溶液中で加水分解して次亜塩素酸を生じる。
この次亜塩素酸が殺菌効果を発揮する。
次亜塩素酸は排水管などの金属を腐食させる。
次亜塩素酸ナトリウムはトイレ掃除に使う塩酸や酸性洗剤と反応して
有毒な塩素ガスを生じる。
塩素ガスを吸引すると、肺水腫などの重篤な呼吸器障害を生じる。
塩素処理したスイミングプールにおいても喘息等を発症するリスクが高まり、
アレルギー疾患を増悪する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
つまり、この「次亜塩素酸」というものを含む成分は、
人体に対して、
・肺疾患などの呼吸器障害を引き起こす可能性
・アレルギー疾患を増悪させる可能性
があるのですね。
実際、例えば、最近の中国での出来事の報道として、
以下のようなものがありました。
これは、中国河南省の病院に入院した女性2人が、
CTスキャンにより、「肺の異常(肺にすりガラス状の白い影)」が見つかり、
しかし、新型コロナウイルス肺炎ではなかったのです。
調べてみますと、以下のようなことがわかったのでした。
(4月21日のFNNの報道より)
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《「肺に白い影」医師も驚愕…原因はまさかの“過剰コロナ対策”》
医師がさらに詳しく事情を聞いたところ、
実は患者は新型コロナウイルスを恐れ、
毎日「84消毒液」という消毒剤を使って家じゅうを消毒していたことが判明した。
「84消毒液」とは次亜塩素酸ナトリウムを主要成分とする、
中国ではスーパーなどで売られている一般的な商品だ。
日本でも、ウイルス対策として、
厚生労働省や自治体などのHPに、
ハイターやブリーチなど塩素系漂白剤を水で希釈して
次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る方法が紹介されている。
中国当局は「84消毒液」について
「説明書では100倍に希釈するよう求めている。
つまり、消毒液1に対し、水99の割合だ。
原液のまま直接使ってはならない」と注意を呼びかけている。
医師が患者に希釈の割合を聞いたところ、
よく知らず、少し水を入れて高濃度のまま使用を続けていたことがわかった。
https://ux.nu/UuKsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
要するに、この女性たちは、
次亜塩素酸ナトリウム(ハイターとかブリーチと同様)を使った
消毒剤によって、
「常に家じゅうを消毒していた」
という生活の中で、
「肺炎を起こしてしまった」のでした。
この報道だけですと、「肺炎」と書いてありますので、
何となく「一過性の症状」と思われるかもしれないですが、
この事例でどうだったかはわからないですが、
消毒剤のもたらす肺疾患は、たとえば、
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)が不可逆性の病気」
つまり、元に戻ることはない病気であるように、
この肺炎も、
「完全に元に戻ることはない損傷となっている可能性」があります。
この FNN の記事では、
まるで、この女性たちが「薄めて使わなかったのが悪い」
というニュアンスで描かれていますが、しかしです。
中国の武漢で新型コロナウイルスの流行の感染拡大が始まったのは、
2月であり、そして、
「新型コロナウイルスに次亜塩素酸ナトリウムが効果がある」
というようなことが言われたのは、さらにその後です。
ということは、この中国人の女性たちが、「過度な消毒を始めて」から、
まだ1ヶ月とか長くて2ヶ月とか、
その程度しか経っていない可能性があるのです。
薄めているとか薄めていないとかの問題を超えて、
単に、おそらく布やぞうきんなどで、
家中を消毒剤で消毒していただけで、
「たった1ヶ月程度で肺に不可逆性の障害を負ってしまった」
ということになるわけです。
そしてですよ。
このような中国人女性たちのような行動を取っている方々が、中国に限らず、
「世界中にどれだけいるか」
ということなんです。
ドラッグストアなどでも、
ハイターのようなものも含めて、殺菌、消毒ものはものすごく売れていて、
殺菌ハンドソープなどは売り切れ状態となっていると伝えられています。
先ほどの中国人女性たちのように、
「過度な殺菌を行い続けている日本人がものすごくいる可能性がある」
のです。
くどいようですが、
この肺疾患の多くは、「元に戻らない障害」である可能性もあるのですよ。
特に、私が、スーパーなどで見ていて、痛々しいと思うのは、
家族などでスーパーに来ている親が、
「さあ、ユキちゃん、手、シュッシュッして」
と、小さな子どもに手を消毒させている風景です。
「それをやっちゃイカーン」
と思うのですが、まさか見知らぬ私が、
「そのシュッシュッはやめなさーい」
と叫ぶわけにもいかないわけです。
しかし、そういう叫びたい気持ちにもなるのです。
特に小さな子どものほうが、
影響を受けやすそうな気がしていまして、
「この子たちは、買い物に来るたびに消毒やらされているのかなあ」
と、本当にヒヤヒヤします。
たまーになら、仕方ないのかもしれないですが、
おそらく多くの人が「消毒すること」が日常になっていて、
ご家庭によっては、
「家でも毎日外から帰るたびに消毒している可能性」
が高いのです。
たとえば、小さな子どもたちに対して、
「一回だけでも抗菌は影響を及ぼす」
ことについては、医学的調査で示されています。
以下のページに、医師の森田麻里子さんという方が、
国立成育医療研究センターの研究についてふれている部分があります。
◎幼児期までに「多様な細菌」と触れ合うべき理由
https://ux.nu/PEAx4
というページからの抜粋です。
(森田 麻里子 医師の記述より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《抗菌薬がアレルギー性疾患の原因になる可能性》
2歳までの抗菌薬の使用により腸内細菌が乱れ、
アレルギー性疾患が増える可能性が指摘されています。
国立成育医療研究センターの山本貴和子医師らがまとめた
日本の研究をご紹介しましょう。
2004年から2006年の間に産まれた赤ちゃん902人を対象に、
両親へのアンケート結果から、
抗菌薬の使用歴とアレルギー性疾患の発症に関連があるかどうかを調べました。
すると、2歳までに1回でも抗菌薬を使用したことがある子は、
そうでない子に比べて、
5歳の時点で気管支喘息になっているオッズ比が1.72、
アトピー性皮膚炎で1.40、アレルギー性鼻炎で1.65と、
いずれも高かったのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
ここに、
> 1回でも抗菌薬を使用したことがある子
とありますが、「1回」という回数が基準となっていること自体に、
抗菌薬の影響の大きさがわかるのではないかと思います。
ちなみに、ここでいう「抗菌薬」というのは、
抗生物質などではなく、その前までの文章に書かれているのは、
「普通の抗菌せっけん」
のことです。
つまり、先ほどの国立成育医療研究センターの調査結果は、
抗菌せっけんのようなものを日常で使用しているかどうかという調査なんです。
そして、
> 5歳の時点で気管支喘息になっているオッズ比が1.72
となっているのです。
ここでですよ、
現在の「殺菌的日常」での使用量と回数の多さを想像していただきたいのです。
先ほどの中国人女性たちが、
推定で、たった1ヶ月ほどで肺炎に至ったことを見ましても、
「今の世の中のように過度に殺菌を強制されている子どもたちはどうなる?」
と思うのです。
まずは、今後数年、
子どもたちの「ぜんそく」がものすごく増えると思います。
あとは、先ほどの研究にありましたような、
> アトピー性皮膚炎
> アレルギー性鼻炎
もおびただしく増えると思われます。
何しろ、日常の中に消毒剤や抗菌薬が頻繁に使用されるようになって、
そろそろ2ヶ月か3ヶ月経つのではないでしょうか。
「すでに直接身体にふれる安全基準の限界量を超えている可能性が高い」
と思われるのです。
そして、先ほどの報道、
> 次亜塩素酸水で新型コロナ不活化「30秒以下で」
などを見ますと、
今後、
「このようなもので手を殺菌することが生活上のニューノーマルとなる」
という可能性があるわけです。
これらの次亜塩素酸などが、
仮に、新型コロナウイルスを不活化させたとしても、
現在のような過度な量での使用を続けていたら、
「人間の生体機能も不活性化してしまう」
ことは間違いないと思われます。
ですので、なかなか難しいことだとは思いますが、
周囲ですとか、知人やご友人の範囲でいいと思いますので、
過剰な殺菌をされている方がいれば、
やんわりと、そのあたりお伝えされてほしいような気がします。
特に小さな子どもにさせている場合はです。
私のブログやメルマガのようなものを示されましても、
まったく信憑性がないですので、
以下のような専門家の方のリンクを示されてもいいかと思います。
・危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒(富山大学名誉教授 大谷 修氏)
https://ux.nu/o5sP7
・幼児期までに「多様な細菌」と触れ合うべき理由(医師 森田 麻里子氏)
https://ux.nu/m8Orr
・週に1回漂白剤を使うだけで慢性肺疾患のリスクが30%増加する
https://ux.nu/QyGYA
・薬用せっけんは避けよう(医学博士 藤田紘一郎氏)
https://ux.nu/cLdW4
なお、「手の消毒の真実」について、
とてもわかりやすい説明をされているサイトとしては、
実際にご自身のメーカーもまた「抗菌製品」を数多く出されている企業である
「ライオン」さんのサイトなんですね。
ライオンさんのサイトには、
「実際には殺菌をする必要がない」
ことが以下のようにわかりやすく書かれています。
(ライオンのサイトより)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《からだをまもってくれる機能、「バイ菌バリア」》
わたしたちには、
ウイルスや細菌などの侵入からからだを守ってくれる
(バリアしてくれる)機能が備わっています。
その機能が、「バイ菌バリア」。
けれど、「バイ菌バリア」はとってもデリケート。
過剰な手洗い・うがいは
「バイ菌バリア」の機能低下の原因を作ってしまうこともあるのです。
だから、手洗い・うがいをするときは、
「バイ菌バリア」をジャマしないようにすることが大事なんです。
手指の表面には常に菌が生息しています。
この常在菌によって作られた「皮脂膜」が、
手荒れや悪玉菌が増殖することを抑制するバリア機能の役割をしています。
しかし、過剰な殺菌をしてしまうと常在菌の機能が低下し、
手荒れや感染の原因になってしまうこともあるのです。
https://ux.nu/kllCj
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
さらに、医学博士の藤田紘一郎さんの説明で、
抗菌せっけんどころか、
「普通の石鹸も、ほどほどにしないと危険」
であることがわかります。
(医学博士 藤田紘一郎氏の記述より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《薬用せっけんは避けよう》
私たちの体には、「常在菌」というさまざまな菌がすんでいます。
手にも表皮ブドウ球菌やアクネ菌などの皮膚常在菌たちがいて、
生態系を築いています。
菌たちは皮膚から出る脂質をエサにして脂肪酸をつくり出します。
この脂肪酸は酸性のバリアです。
細菌やウイルスの多くは、酸性の場所ではいきられません。
よって常在菌のつくる酸性のバリアがあれば
風邪のウイルスや病原菌は、長く皮膚にくっついていられなくなります。
このようにして、常在菌たちが私たちの体を守ってくれているのです。
ところが、手洗い時、石鹸で1回洗うと、
皮膚常在菌の90%が洗い流されます。
残った10%の菌が頑張って増殖しても、
元のよい状態に戻るには、なんと12時間もかかります。
ですから、1日2回までは石鹸を使ってもよいですが、
それ以上はいけません。
特に薬用石鹸はおすすめしません。
常在菌を皆殺しにするからです。
https://ux.nu/cLdW4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
私は、実験的に、「殺菌しない生活」をしていたのですけれど、
最近になって、気温が高くなってきまして、
外を歩いていると、汗をかくことも多くなりました。
そんな状態で、何日も水だけで流していましたら、
やはり先日、
「あーなんかベタつく。たまには石鹸で洗いたーい」
と、洗おうとしたのですが、
うちの奥さまなどが使っているソープ系は、
成分を見ますと、抗菌作用のある成分が若干ながら入っている。
「あーダメだこりゃ」
と、ドラッグストアに行きましたところ、
ものすごいと思いましたのは、
「抗菌作用のあるハンドソープ等は売り切れ」
になっていたことでしたが、
私は「その逆」のを探していましたので、
棚に残っている石鹸を眺めましたら、
「石鹸成分以外はゼロ」のものがありまして、
それで久しぶりに「石鹸的なもの」を使いました。
以前は、シリアのオリーブオイルだけで作られている石鹸だとか、
少し家にあったんですけれど、
最近は「水だけ生活」(しかも塩素抜き)にしちゃったんで、ないのです。
また買っておこうかなとは思いました。
夏は、水だけ生活はキツそうです。
それはともかく、何にも入っていないような石鹸であっても、
過剰に使うと、手のバリア機能が削がれことが藤田博士の記述でわかります。
いずれにしましても、
「過剰な殺菌がニューノーマルになる」
ということだけは、
日本国家として避けたいところだと思うのですが。
実際、若いうちから肺疾患など持っていますと、
それ自体が、「感染症に対しての弱点」となってしまいますし。
実は、私自身、幼少時、小児ぜんそくでした。
10歳くらいまでに治ったのですけれど、
子どものぜんそくというものは、
本人もでしょうけれど、親から見てつらいものだと思います。
何しろ、発作で「息ができなくなる病気」であるわけで、
ひたすら苦しいのです。
そういう肺疾患の子どもを増やすような生活習慣はいけません。
消毒が新型コロナウイルスを不活性化するにしても、
そもそも、子どもという存在は、
健康であれば、新型コロナウイルスなんて「何でもない」のです。
子どもで重症化する場合は、何か理由があるはずですが、
その中に、
「過度な消毒で肺機能が低下していた」
ということも含まれているのではないかと個人的には思います。
何よりですね、
これは以前から公的にも言われていることなのですけれど、
「新型コロナウイルスが重症化するのは基本的に起訴疾患のある人」
であり、これは武漢の時も、現時点でもそれほど変化していないようです。
というのも、
アメリカではイリノイ州での新型コロナウイルス患者と死者数の増加が、
かなり著しいのですが、そのイリノイ州のクック郡という場所での
「新型コロナで死亡した人の基礎疾患を持つ人の割合」
に関する医学間統計が公表されていました。
https://ux.nu/Xo3d6
それによりますと、
「死亡したうちの92%が、基礎疾患か生活習慣病態を持っていた」
ことがわかったのです。
ここでの基礎疾患と生活習慣病態は、
・高血圧
・糖尿病
・肺疾患
・肥満
と、ガンや腎臓病などですが、
比率の多いものでは、以下のようになっています。
・高血圧 死亡者全体の46%
・糖尿病 死亡者全体の42%
・肺疾患 死亡者全体の17%
・肥満 死亡者全体の9%
それぞれ重複して持っていた方も多いようですが、
全体の92%がこういう感じなのです。
さらに、年齢別に書きますと、
以下のようになります。
上の基礎疾患や肥満などを含めて、ここでは、
「既存症」と表現しています。
パーセントは、「死亡者の中で既存症を持つ人の割合」です。
(イリノイ州クック郡の年齢別死亡率)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・19歳以下 全死者1名 既存症を持つ死者1名 100%
・20-29歳 全死者15名 既存症を持つ死者12名 80%
・30-39歳 全死者35名 既存症を持つ死者30名 86%
・40-49歳 全死者97名 既存症を持つ死者76名 78%
・50-59歳 全死者230名 既存症を持つ死者197名 86%
・60-69歳 全死者455名 既存症を持つ死者408名 90%
・70-79歳 全死者597名 既存症を持つ死者555名 93%
・80歳以上 全死者873名 既存症を持つ死者833名 95%
・全体 全死者2303名 既存症を持つ死者2112名 92%
━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
興味深いのは、
「高齢になればなるほど基礎疾患を持たない人は死亡しにくい」
ということです。
そして、19歳以下の若い人がひとり亡くなっていますが、
具体的な記載はないですが、
この方も基礎疾患を持っていました。
つまり、若い人は基本的に気にするものではないし、
あるいは、年齢を考慮せずとも、
「健康であれば、新型コロナウイルスは気にする病気ではない」
ということになるはずです。
どんな病気でも、あるいは他の事情でも、
亡くなる時は、人は亡くなります。
高校生の頃、ラジオで流れているのを偶然聴いたのがキッカケで、
イギリスのストラングラーズというバンドが好きになりました。
(初めて行ったライブがこの人たちのライブでした)
17歳の頃に買ったアルバムに、
「THREATENED (脅かされている)」
というタイトルの曲があり、
その歌詞の中に、以下のような下りがありました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《Threatened by The Stranglers》
何らかの形で常に脅かされている
工業化のせいで死ぬ人
贅沢の末に死ぬ人
倒れた木によって死ぬ人
正気だったせいで死んだ人
https://youtu.be/opCxArTG3Jo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こういう歌詞を知った時に、
「ああ、なんかそうだよなあ」
と思っていました。
「人はこういう風に死ぬのが正しい」
なんていうことはないわけで、
いろいろな死に方をする。
ですので、新型コロナウイルス云々以前に、
さまざまな要因で、私も含めて、人は死んでいきます。
その「個々」を過剰に取り上げて、
全体を忘れてしまっているのが、
現在のパンデミック対策だと思っています。
話が逸れましたが、今の状況で,むしろ良くないことは、
メディアや保健当局などの過剰な発表を恐れたり、あるいは、
それによりストレスを感じることだと思います。
先日の号外で書かせていただきました、
以下のようなことがそうです。
(ここから)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《ウイルスへの曝露を恐れて排除することが
恐怖とウイルスによる死につながる》
新型コロナウイルスは、
通常の免疫を持つ健康な人間には脅威ではない。
(略)
より多くのアメリカ人の死が、
新型コロナウイルスに対しての誤った対策に起因している。
一般論として、
ウイルスが体内で複製して害を及ぼすのを助ける主要な要因の1つはストレスだ。
ストレスが多いほど、宿主の免疫系は明らかに弱くなる。
言い換えれば、現在、人々は、
不当なストレスのためだけに病気になっている。
ストレスはこの無能な政府と
その対策によって故意に引き起こされている。
失業はストレスを引き起こし、
恐怖はストレスを引き起こし、
経済的問題はストレスを引き起こし、
空腹はストレスを引き起こし、
心配、孤立、身体活動の欠如はストレスを引き起こし、
自己隔離はストレスを引き起こし、
家族や人間関係の要因によるあらゆる問題が、
人々に極度のストレスを引き起こしている。
https://bit.ly/2WpOqTv
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(ここまで)
この「ストレスが病気を重症化させる」ということについて、
非常にそれを明確に示している報道を、
読者の方から教えていただきました。
アメリカのニューヨークで、
「重症化しているのは、家から出ていない人たちばかり」
だということが判明したことを、
ニューヨーク州のクオモ知事が述べている内容でした。
以下は、その記事の概要です。
(5月7日の米CNBCより)
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《新型コロナウイルスで入院した人たちのほとんどは、
ステイホームしていた人たちであることは衝撃的だとクオモ知事は言う》
アンドリュー・クオモ知事は、5月6日、
ニューヨーク州での新型コロナウイルスによる新しい入院患者のほとんどは、
家にのみ滞在し、ほぼ外出せずにいた人々だと語った。
データは、約100のニューヨーク州の病院からの
約1,000人の患者を含むものだと知事はブリーフィングで述べた。
データは、新しい入院患者の66%が、
自宅で待機していた人々であったことを示している。
次に数が多い入院患者たちは、老人ホームからの18%だった。
数字としては、
・18%が老人ホームから
・1%未満が刑務所から
・2%がホームレス
・2%が集会施設から
・66%が自宅待機していた人たちだった。
このことについて、知事は「衝撃的だ」と語った。
クオモ知事はこのように述べる。
「入院患者のほとんどが家にだけいた人たちだったのです。
その人たちが、公共交通機関を利用したのではないかとも考えましたが、
実際には彼らは公共交通機関を利用していなかったのです。
これらの人々は文字通り家の中だけに滞在し続けていました」
https://ux.nu/VTnOl
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(ここまで)
入院したということは、
つまり「重症化した」ということになりますが、
規則を守って外出しなかった人ほど症状が悪化したということです。
「自宅待機命令の破壊力」
がとてもわかる件でもあります。
そして、これは先ほども書きました、
先日の号外に記した、
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言い換えれば、現在、人々は、不当な
ストレスのためだけに病気になっている。
ストレスはこの無能な政府とその対策に
よって故意に引き起こされている。
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という考え方が、
あながち間違いではないことを示しているのかもしれません。
もちろん、それでも、
このニューヨーク州知事はロックダウンをやめていません。
アメリカの(日本もそうでしょうが)政治家が、
自らの過ちを認めることは、ほぼないと思われます。
正しかろうが、間違っていようが、
「自分の意見を貫き通す」
のが政治的に体裁よく見えるようですので。
そして、なぜか、そのほうが国民に受けるようなのです。
いずれにしましても、
単に間違っているというだけなら、特に構わないのですが、
先ほど挙げました、「過剰な消毒」
にしても、ロックダウン政策にしても、
「どちらも人の命を奪う行為につながっている」のです。
ここまで書いた一連の流れで、
たとえば、仮に、消毒剤が新型コロナウイルスを不活性化したとして、
同時に、多くの消毒剤が肺疾患やアレルギーにつながるとして、
基礎疾患のない健康な人の場合、
「慢性の肺疾患と、新型コロナウイルスのどちらがより多くの命を奪うか」
という話でもあるのです。
あるいは、
ロックダウン対策が、仮に感染拡大を抑制するとして、
(実際にはそれもないのですが)
そして、隔離による不安とストレスと孤独が致死率を高めるとすると、
「孤独と、新型コロナウイルスのどちらがより多くの命を奪うか」
という話でもあります。
これはもう明らかであり、
検討するような話ではないのですよ。
完全に、「人命の尊重」という意味を誤ってしまっている。
そのようなこともありまして、
たとえば、消毒に関しては、
少しでも多くの方に、このことを伝える方が出てくればと思います。
私が書いているようなことを社会全体の通念にすることは、
おそらくは短期間では無理ですので、
たとえ、少数ではあっても、
救える命、特に若い命を救うことができるように、
過度な消毒に関して、周囲にお伝えして下さる方がいらっしゃればと思います。
これは「過度でなければいい」わけですので、
何も、消毒すべてを避ければいいと言っているわけではないです。
日常での通常の衛生観念程度の生活をしてほしいです、という話です。
実際には、今の日本は、通常の衛生観念も行きすぎていますが、
そこまで否定しても仕方ないです。
いずれにしましても、
先ほどの中国人女性の例などを見てもわかる通り、
「時期的にそろそろ危ない」
ような気がします。
過剰な殺菌を毎日毎日、2ヶ月も3ヶ月も続けていたら、
そりゃもう、さまざまな身体機能がやられますよ。
肺もですし、
腸内細菌も影響を受けるでしょうし、
口腔内や喉などの常在菌も影響を受けるでしょうし、
これで「次の何かのパンデミック」が起きたら、
身体機能が衰えている状態ですので、
大変なことになりそうな気がするのです。
そんなわけで、
最近は、この過剰な殺菌に関しての話が多くなっていますが、
スーパーなどで、小さな子どもたちがシュッシュッとやっている姿を見て、
そして、私自身が幼い頃、小児ぜんそくだったことなどもあり、
何とかならないものかなあと。
最近、どれが本題だかわからなくなっていますが、
前回のメルマガで「人間の量子性」などということにふれたのですが、
最近、
「宇宙の存在すべてに意識があることが数学的に確定しつつある」
という科学報道が世界中でおこなわれていました。
そのことにふれておきたいと思います。
ブログに書こうかとも思っていたのですが、
マニアックな話でもあり、メルマガだけに書かせていただきます。
《宇宙の意識》
最近見ました「この宇宙」についての科学報道で知ったことでして、
難しい概念ではあるのですけれど、
「宇宙すべてが意識を持つ」
ということが、
「数学的に明らかになりつつある」
ということが、
欧米の科学メディアで一斉に報じられていたのですね。
この概念の始まりは、
1963年にノーベル物理学賞を受賞したハンガリーの物理学者の
ユージン・ウィグナーさんという方がいまして、
この方が、1959年に、
「自然科学における数学の理不尽な有効性」
というものを講演で述べたことから始まるものらしいです。
簡単にいえば、「この宇宙のすべては数学で理解できる」という理論らしく、
その講演の日本語の要約は、こちらのページにありましたが、超難解です。
https://ux.nu/Usctl
なぜ、このことが気になったかというと、
ここでは、
「生物だけではなく、この世のあらゆる無生物が意識を持つ」
という結論に至るのだそうなのです。
そのことを取り上げていた米ニュー・サイエンティストの記事をご紹介します。
(4月29日のニューサイエンティストより)
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《宇宙に意識はあるのだろうか? 数学の世界ではそのようだ》
私たち人間の「脳」が、
どのように主観的な経験を生み出しているかという問題は、
すべての科学的議題の中で最も困難なもののひとつだ。
しかし、数学者たちは、その考えを助けることができるという。
彼ら数学者たちの最初の試みの結果は
いくつかの目を見張るような結論を導き出した。
彼らは、その結論を「数学の理不尽な有効性 」と呼ぶ。
このフレーズを作り出したのは、
1963年に「原子核と素粒子の理論における対称性の発見」
によりノーベル物理学賞を受賞した物理学者のユージン・ウィグナー氏だ。
ウィグナー氏は、数を操作するだけで、
惑星の動きや基本的な粒子の奇妙な振る舞いから、
数十億光年離れた 2つのブラックホール間の衝突に至るまでの
すべてを説明することも、
あるいは先を予測することもできるという奇妙な事実を説明したのだ。
現在、科学者たちの中には、
他の科学的なアプローチがすべてが失敗したものであっても、
数学により、それが成功する可能性があるのではないかと考える人たちもいる。
そもそも数学は、
自然の法則を考えることができるようなものは何でも解明している。
私たち人間が、
どのようにして「感覚と体験」を生み出しているかということについては、
科学が知っている中で最も厄介な問題の 1つだ。
確かに、最初の具体化された意識の数学モデルは、
私たちに「感覚とは何か」を伝えることができるかどうかについて
大きな議論を引き起こしているが、
しかし数学者たちは自分たちの内部を深く見通すためのツールを磨き
拡張しようと努めている中で、
さらに、目を見張るような結論に直面している。
特に、彼らが明らかにしているかもしれないことは、
私たちが「意識」についての正確な説明を達成するためには、
私たちは「直感を捨て」、
そして「あらゆる種類の無生物は意識的である」
という可能性があることを受け入れる必要がある
かもしれないことを示唆しているようなのだ。
ドイツのミュンヘン大学哲学科にある数理哲学センターの数学者である
ヨハネス・クライナー氏は以下のように言う。
「科学革命が始まったかもしれません」
そうなのだとすれば、
科学革命は本当に久しぶりのことになる。
これまで、意識の本質を熟考してきたのは、
学問の世界では哲学者だけだった。
しかし今、数学者が人間の意識の本質に入りこもうとしている…。
https://ux.nu/D87fQ
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(ここまで)
この、
> 科学革命は本当に久しぶりのことになる。
というのは、一般的に、科学革命は、
・コペルニクス (16世紀 / 天動説を地動説を唱えた)
・ケプラー (17世紀 / 天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を唱えた)
・ガリレオ・ガリレイ (17世紀 / 天文学の父)
・アイザック・ニュートン (16-17世紀 / 物理学の始祖)
とされていて、
つまり、17世紀から「科学革命は起きていない」というのが、
一般的な見解でして、そのために、
「科学革命は本当に久しぶりのことになる」
と記されているのだと思われます。
なお、もともと私は若い時から、
「あらゆるものに意識がある」
というように考えていましたけれど、
「そういう概念って普通にあるものなのだな」
と知ったのが、
ふだんはテレビなど見なかった私が…もう 25年前になるようですが、
偶然、テレビのスイッチを入れたら放映されていました
『埴谷雄高・独白「死霊」の世界』
という NHK 教育で5日連続で放映されていた番組を見たことによるものでした。
その時の私は、埴谷雄高さんという存在自体を知りませんでした。
詳細はともかくとして、
埴谷さんは、その中で何度も何度も
「あらゆるものには意志があり、夢を見ている」
と言い続けていたのです。
たとえば、以下のように語っていました。
(埴谷雄高さんの言葉より)
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「人類ばかりではなく、生き物は全部夢を見ていると。
それから、生き物でないもの、つまり物質、存在といったようなものも全部
原始的な形の夢を見ているというのが僕の考えでもあります」
(埴谷雄高/死霊の世界)
「人間ばかりでなしに宇宙も夢を見る。
宇宙が始めから終わりまで夢を見ている。
あなたは仮にその夢の中に登場する中の一つのかたちだとすると、
それは疑えないのです」
(埴輪雄高インタビュー/1993年)
「人類は赤ん坊でも夢を見ている、
それから時々動物も夢を見ていると言われているのと同じように、
コップはコップなりに、瓶は瓶なりにある夢を見て、
自分で何かになりたいと思って、
夢を見ている時にそれになっているかもしれないですね」
(埴谷雄高/死霊の世界)
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(ここまで)
こういう話をその番組で見ている中で、
それまでも自分が思っていた、
「宇宙のあらゆる存在が意識を持ち、そして夢を見ている」
ということは「普通に当たり前なんだな」と確信して現在に至ります。
しかし、これは「解決できる問題ではないな」とも思っていました。
なぜなら、「他者の意識や夢はわからないから」です。
人間の他者の意識や夢もわからないですが、
瓶や岩などの物体の意識や夢となると、わかりようもないはずです。
しかし、どうやら
「数学がそれを証明し始めている」
ということのようです。
現在、世の中は、
ものすごい変化に向けて動き始めています。
今現在の危機的な状況は、
もう少し先になると、さらに危機的になるはずです。
そらにその先となりますと、
どういう世界が広がっていくのか、もはや想像外でもあるのですけれど、
おそらく、
世代によっても違うでしょうけれど、
私を含めた多くの人たちにとって、
「人生で最大の変化」
を経験していくことになると思われます。
そういう新しい世界に行く際には、
「新しい価値観」
が生じやすくなる可能性もあるように思います。
それぞれの方々にとって、
「良い方に進むか」
「良くない方に進むか」
はわからないですけれど、
どちらにしても、
経験したことのない価値観の中を進んでいく可能性があります。
そういうこともあり、
このような「宇宙のすべてに意識がある」
というようなこともご紹介させていただきました。
そんなわけで、まずは、現実的な話として、
さきほどの過剰な消毒を少しでも減らせる方向に進めばありがたいですし、
それ以上のことは特には望みません。
小さな子どもたちの身体に害が与えられるのはつらいです。
今回はここまでとさせていただきます。
失礼します。