ポストPCに思う 26日追稿


ポストPCとは、IBM PCに始まる80年代からiPhoneが登場する07年頃まで続いた、未来への航海図と羅針盤を持たないWin-tel時代の終焉と、左の写真にある複数のデバイスでその後を引き継ぐ次世代のコンピューター環境の展望を示すもの。

PC普及期に、日本では「パソコン」と称する時代遅れの利器を毛嫌いしたまま、ケータイとスマホ、PCとMacを同類に考え、スマホタブレット=パソコンも使わず済む人生に満足したまま老い果てようとする一群もいる。悲しいかなこうした人達は航海図のないWin-telに同調した国や電機メーカーの犠牲者でもある。その先にある「ポストPC」があることを知らされなかったという意味で・・・。

カセットテープ以後のMS-DOSPC-98Windows95-Me、VaioやCD,MD,BD、iモードおサイフケータイ、地デジTVらら、航海図にとって重要でなかったこれらに寄り道せず、後述するような世界共有の次世代を待望しつつ歩んできました。 いよいよこれからが本番、という時に日本企業の姿は見えない。選択を誤ったんですから仕方がないでしょうか。ドコモも周回遅れのAndroid機提供するようでは土管屋で終わる可能性大です。iモードはソフトで処理すればいいのに。

スマートホンは日本で言う「パソコン」の一種。電話機能ソフトを内蔵した小型PCと言っていいのです。Win-telで物足りなくて、音声だけの電話ですまない人は下記のページを参考に世界のポストPCの動向を把握してみてください。

アップルが先導する「ポストPC」革命の意味2012年3月
「ポストPC時代の勝者」アップル2011年2月
「ポストPC時代」を定義する4つのファクター2011年5月
ポストPC時代の「Apple対Google」2011年6月

左の写真は、まさにポストPCを予感させる時代の変化を表現したもの。20世紀の国産品たちが21世紀の一個のデバイスにシンプルに集約されてしまったのですね。日本は結局、産業廃棄物で時代を謳歌してたに過ぎなかった。

もう一つ、今年登場予定の「iOS 6」のページを参考になさってください。最先端のポストPC環境が読み取れると思います。

マイクロソフト社が、いまだにiPad版Officeをいまだに用意していない。PC版はMac版が世界初の製品として開発されたが、タブレットが、アップル、Googleに先行されるいま、自前でタブレットを発売しOfficeを隠し玉にする戦略が吉と出るのか気になる。提携先のノキア元気がないし

24日追稿
iOSの成功、Androidの浸透、Windowsの挑戦
26日追稿
PCからスマートデバイスへ従来型モデルを壊してまで挑戦するMicrosoft

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