知的好奇心

日本人の知的好奇心は20歳ですでに老いている
日本と海外。同じ学力でも、知的好奇心に大きな差

上の図は、数的思考力は高いが知的好奇心は低い日本とある。(クリックして拡大)

先日、ある集まりの、年に一度の総会があり、数年後の地域のあり方を話し合う、街を代表する有志が集まる席に顔を出した。その時、一つの例としてWiFi回線の認識を問うべく、その理解度を確認したところ、2、30人いるほぼ全員が「それ何?(単語は聞き憶えはあるが)」という人が大半だった。唯一30代のお一人が反応を示してくれた。

いま世界で何が起ころうとしているか。日銀のマイナス金利が何を意味しているさえ知らずに、新年度の会活動を話し合うなどありえず、結局、親睦会が盛り上がったにすぎなかったが、地方ではごく普通の風物詩。意見を言おうにも年間通して親睦と研修の片方ばかり盛り上がる集まりですから、無駄な労力は避けてお酒を楽しんで終えました。

当然のごとく、次の手足になる若い人の勧誘の必要性だけ述べる長老達に「知的好奇心」の影も見えず、WiFiの話はITというより、正確にはICTの知識を身につけ、応用を学んでおかなければ、次世代の問題の解決に必要な見通しなど話し合えないのですが、いろんな席で同じことを約10年以上言い続けてきて、結果、身辺だけが充実しただけです。

自分自身がさらに年齢を重ねるたびに、その必要性はますます深まるし、頭脳がスピードダウンする前に、自然に使いこなせる体制だけは整えたいとは希望しています。

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